凸凹コラム〜お道具箱でヒルを飼っていた話〜

副代表のジュンナです!

小学4年生の時、私は教室で、隣の男の子に自慢しました

「みんなには内緒ね。私、お道具箱でヒル飼ってるの。ほら」

男の子は笑って頷いてくれました

しかし次の授業で、男の子は先生に言いました

「先生!このクラスの中にキモい虫を持ってきてる人がいます!」

「この人です!キモい虫をお道具箱に隠してます!!」

次の瞬間、クラス中が奇声を上げ、大パニックになりました

先生のところに駆け寄る子や、教室からでる子もいました

はっきりと覚えています

なんなら、キモい虫の正体を確認せずに逃げる女子もいました

(一生忘れん)

それから、私=キモい人=普通じゃない となり

ゴミをかけられたり、無視されたりしました

でも

ヒルって正直、めちゃくちゃキモい

ヒルはね

今思えばキモい。ヒルは。かなり。

とはいえ、小学生の私にとってヒルは

かなり魅力的で、キュートで、衝撃的な生き物だったのです

玄関で奇跡的な出逢いを果たして以来

自分の腕から血を吸わせ、だんだんと大きくなるその”キモい虫”が

しっかりと生きている感じがたまらなく嬉しくて、学校でもずっと眺めていたい!

となったのです

純粋やん。

でも、その日以降、私は「キモい人」となり

先生までも、普通じゃない、といじめに参加するようになるのです

あの時

「いやお道具箱にヒルて!すごいなぁ!どこで拾ったん?あとで教えて!!」

って言ってくれる先生だったら、私はヒーローになっていたかも知れません

(少なくとも、自分自身を否定されたような気持ちにはならなかったかも)

そんなこんなで学校が苦手だった私も

今ではなんとか、自分らしく生きています

こんな私でも「おもろいやん!」と認めてもらえた

受け入れてもらえたことが大きいかもしれません

レモネードキッズ®︎では

「おもろいやん!」「そんな発想なかった!」「君ならもっとできる!」

と前向きに子どもたちを導いてくれる言葉が飛び交います

言われた子供たちの表情は、すごくキラキラしていて、嬉しそうです

そんな素敵な場所を

もっとたくさんの子どもたちに提供したいです

そして、こんな自分でもいいんだ、普通じゃなくていいんだ

と感じてくれたら嬉しいです

凸凹コラム〜ギフテッドとは?〜

皆さんはギフテッドと聞いてどんなことをイメージしますか?

個性の尖りのある人でしょうか?天才児でしょうか?

実はギフテッドという言葉は、もともとアメリカのエリート教育の必要性が謳われた時代に「優秀な人材(エリート)」というような意味合いで使われてきた背景があります。ロシアに負けじ劣らぬ国力UPのために優秀な人材(エリート)の教育が必要だったのです。

このような時代の背景もあり、ギフテッドはIQ(知能指数)の高い人たちを指す言葉であって、個性豊かな子どもや天才児に限った言葉ではないというのが実情です。ですから、メンサといったIQの高い集団の試験に合格したから、個性的かというと一概にそうでもなく、成績が優秀だから天才であるとも限らないのです。

さて我が国では新しい時代に必要な個性的かつイノベーティブな子どもたちを発掘するという意味で、ギフテッド教育は注目されつつあるように思います。

しかし、ギフテッド教育や、そもそもギフテッドという言葉の定義は、新しい時代に必要な子どもたちを育てるという意味では課題があります。なぜならこのようなエリート教育を背景とした言葉では、これからの新しい時代に必要な個性的かつイノベーティブな人たちをきちんと表現できる言葉ではないからです。言葉の定義上、イノベーティブな人たちを十分に定義できないということは、そういう人たちを教育したり、養成したりは十分にできないということです。

そういった課題を解決するためにレモネードキッズ®︎ではまず研究のフィールドにおいて、個性的かつイノベーティブな子どもたちを、ギフテッドよりも狭義の『スーパーリソース』という言葉で表現し、さらにこれらの子どもたちを評価する基準(アセスメント)を開発しています。

同時にこれらの研究知見をビジネス教育の現場にも還元し、イノベーティブな人たちに必要な、数学的思考、創造性、問題解決能力を学ぶプログラムとして開発しています。

なぜビジネス教育なのかというと、ビジネス教育は「生きる」に直結した最も根本的な教育であり、日本では最も足りていない教育だからです。

最後に、レモネードキッズ®︎は「詰め込み教育」や「学校の成績」という枠にはおさまらない個性豊かな子どもに新たなスポットライトを当てる活動でもあります。

レモネードキッズ®︎を足場として、子どもたちがどんどん羽ばたいていけますように。

凸凹コラム〜レモネードで個性を伸ばす!小学生の起業家マインドを育てたい!〜

アメリカの子どもたちがお庭でレモネードを売ってお小遣いにする夏の風物詩レモネードスタンドをご存知でしょうか?

アメリカの有名起業家は幼少期からレモネードスタンドを経験することで、ビジネス感覚を養っています。

また起業家マインドを表す言葉として”Make lemonade out of lemons”という言葉があります。

これは、どんなに悪い不完全なレモンも創意工夫をしてレモネードに変えれば新しい価値を生み出すことができる、つまり失敗をチャンスに変えるという意味を指します。

誰しも逆境や壁を乗り越えなければならない時があります。こういう時にこそ必要なのは、創造力と折れない心です。

レモネードキッズ®︎は単なるアメリカナイズされたアントレプレナー教育や、職業体験プログラムに留まりません。

独自のノウハウで起業家マインドに必要なエッセンスや道徳を子どもに伝えています。

それぞれの個性や強み、価値を社会に提供して生きていけますように!