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凸凹コラム〜ギフテッドとは?〜

皆さんはギフテッドと聞いてどんなことをイメージしますか?

個性の尖りのある人でしょうか?天才児でしょうか?

実はギフテッドという言葉は、もともとアメリカのエリート教育の必要性が謳われた時代に「優秀な人材(エリート)」というような意味合いで使われてきた背景があります。ロシアに負けじ劣らぬ国力UPのために優秀な人材(エリート)の教育が必要だったのです。

このような時代の背景もあり、ギフテッドはIQ(知能指数)の高い人たちを指す言葉であって、個性豊かな子どもや天才児に限った言葉ではないというのが実情です。ですから、メンサといったIQの高い集団の試験に合格したから、個性的かというと一概にそうでもなく、成績が優秀だから天才であるとも限らないのです。

さて我が国では新しい時代に必要な個性的かつイノベーティブな子どもたちを発掘するという意味で、ギフテッド教育は注目されつつあるように思います。

しかし、ギフテッド教育や、そもそもギフテッドという言葉の定義は、新しい時代に必要な子どもたちを育てるという意味では課題があります。なぜならこのようなエリート教育を背景とした言葉では、これからの新しい時代に必要な個性的かつイノベーティブな人たちをきちんと表現できる言葉ではないからです。言葉の定義上、イノベーティブな人たちを十分に定義できないということは、そういう人たちを教育したり、養成したりは十分にできないということです。

そういった課題を解決するためにレモネードキッズ®︎ではまず研究のフィールドにおいて、個性的かつイノベーティブな子どもたちを、ギフテッドよりも狭義の『スーパーリソース』という言葉で表現し、さらにこれらの子どもたちを評価する基準(アセスメント)を開発しています。

同時にこれらの研究知見をビジネス教育の現場にも還元し、イノベーティブな人たちに必要な、数学的思考、創造性、問題解決能力を学ぶプログラムとして開発しています。

なぜビジネス教育なのかというと、ビジネス教育は「生きる」に直結した最も根本的な教育であり、日本では最も足りていない教育だからです。

最後に、レモネードキッズ®︎は「詰め込み教育」や「学校の成績」という枠にはおさまらない個性豊かな子どもに新たなスポットライトを当てる活動でもあります。

レモネードキッズ®︎を足場として、子どもたちがどんどん羽ばたいていけますように。